ここではYmirの開発ロードマップを示します。
0.9.x系
0.9.x系は現在リリースされている系列です。バージョン0.9.6をリリースした後はメンテナンスリリースのみとなります。
バージョン0.9.6のリリースは2008年の9月頃を予定しています。
[2009/08/06追記] バージョン0.9.x系は2008/09/05にリリースされた0.9.6で開発を停止しました。
1.0.x系
1.0.x系は0.9.x系とほぼ同一ですが、廃止が予定されていた機能が廃止されます。具体的には以下の通りです。
- 現在deprecatedされている、パッケージや名前が変更されたいくつかのクラスの古い方を廃止します。
- 現在deprecatedされているいくつかのメソッドを廃止します。
- 明示的にアノテーションを付与しているSetter/Getterだけを使ってリクエストパラメータをPageオブジェクトにインジェクションする挙動をデフォルトにします。従来の、アノテーションが付与されていないSetter/Getterを使ってリクエストパラメータをインジェクションする挙動は廃止されます。それに伴い、requestParameter.strictInjectionアプリケーションプロパティが廃止されます。
1.0.x系の最初のバージョンのリリースは2008年の10月頃を予定しています。
[2009/08/06追記] バージョン1.0.x系の最初のバージョンは2009/01/01にリリースされました。現在も開発が継続しています。
1.1.x系
1.1.x系は、組み込み用機能を取り除き、単体のWebアプリケーション開発向けに特化したフレームワークを目指します。
主な変更点は以下の通りです。
- DIコンテナを差し替え可能にします。そのためSeasar2に依存しない構造に大きく内部構造を変更します。
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HOT Deploy対応を廃止します。ソースコードの変更を開発環境で動作中のアプリケーションに動的に反映させるために、リクエスト毎にクラスローダを差し替える「HOT Deployアプローチ」の代わりに、よりシンプルで開発時に問題が生じにくい「リロードアプローチ」をとるように方針を変更します。
リロードアプローチはソースコードの変更があった場合にWebアプリケーションをリロードすることで変更を動作中のアプリケーションに反映させるアプローチですが、リロード速度が問題になっていました。そのため、リロード速度を向上させるための仕組みをフレームワークに組み込みます。
1.1.x系の最初のバージョンのリリースは2009年の夏頃を予定しています。
[2009/08/06追記] バージョン1.1.x系の開発はまだ開始されていません。最初のバージョンのリリースは2010年夏頃を予定しています。